スキル構成は「役割」で考えてみる
「テンプレ装備をそのままコピーしてきたのに、なぜか戦いづらい」。ハンティングアクションのスキル構成で、一度はこの引っかかりを経験したことがあるかもしれない。最適解と書かれた構成を真似しているはずなのに、自分の手にはハマらない感覚が残る。STEP1で準備の下限を整えた次は、スキル構成を「役割」で考え直す段階に進んでいこう。
スキルを3つの役割バスケットに入れてみる
スキル一覧を眺めていると、数十種類のスキル名が並んでいて、何から組めばいいか迷子になりやすい。そこで一度、全スキルを3つの役割バスケットに仕分けてみたい。
- 攻撃系 -- 火力を上げるスキル。会心率、攻撃力、属性強化など
- 生存系 -- 被弾に強くするスキル。防御力、体力回復、被ダメージ軽減など
- 補助系 -- 戦闘外の効率を上げるスキル。スタミナ管理、移動速度、採取関連など
この3つに分類するだけで、スキル構成は「何を組むか」ではなく「3つのバスケットにどれくらい入れるか」という配分の話に変わっていく。テンプレ装備を真似して違和感が残るのは、配分のほうが自分に合っていない場合が多い。
配分には「個性」が出る
3つのバスケットへの配分は、プレイヤーごとに個性がはっきり分かれる部分だ。被弾を減らしたい人は生存系を厚くしたくなるし、攻めて楽しみたい人は攻撃系に寄せたくなる。どちらが正しいという話ではなく、その人の狩りに対する価値観が配分に現れている。
テンプレ装備の多くは、攻略サイトを書いた人の個性が色濃く反映されている。だから自分と価値観が違うテンプレをコピーすると、動かし方が噛み合わない、という現象が起きる。攻撃系100%のテンプレを守りたい人が握ると苦しくなるし、生存系寄りのテンプレを攻めたい人が握ると物足りなくなる。
- 攻め型の配分 -- 攻撃系7:生存系2:補助系1くらいの比率
- バランス型の配分 -- 攻撃系5:生存系3:補助系2くらいの比率
- 守り型の配分 -- 攻撃系3:生存系5:補助系2くらいの比率
数字は目安で、正確さよりも感覚の軸として使う。自分が今どのあたりに立っているかを言葉にしてみると、次に足すべきスキルが見えやすくなる。
配分を決める前に「狩りの失敗パターン」を思い出す
配分を決めるヒントは、自分の最近の狩りで起きている失敗の種類に隠れている。何が一番しんどかったかを具体的に思い出してみると、必要な役割がおのずと浮かび上がってくる。
- 被弾で倒されて悔しかった狩り -- 生存系の厚みが足りていない可能性
- 火力が足りずに時間切れになった狩り -- 攻撃系の厚みが足りていない可能性
- スタミナ切れで逃げ遅れた狩り -- 補助系の見直しが効く可能性
この対応関係は、そのまま「次に触るべきバスケット」のヒントになる。失敗から配分を調整していく発想は、テンプレを丸コピーするより時間はかかるけれど、自分の手に馴染むスピードは段違いに早い。
「同じスキル名でも効き目は違う」という落とし穴
スキル構成で意外と見落とされがちなのが、同じスキル名でも武器や戦い方によって効き目が大きく変わる、という話だ。
たとえば会心率アップのスキルは、もともと会心率が高い武器と組み合わせたときに大きく伸びる仕組みになっている場合が多い。逆に会心率が低い武器にそのままスキルを乗せても、期待していたほど伸びないことがある。似た構造は、属性強化スキルや火力上昇スキルにも存在する。
テンプレ装備の強さは、武器とスキルと戦い方の組み合わせで初めて成立している。この組み合わせのうち一つでも違えば、見た目は同じでも効き目は別物になってしまう。だから、テンプレをそのままコピーするより、テンプレの配分比率だけを参考にして、個別のスキルは自分の武器に合わせて選び直す、という使い方が現実的だ。
補助系を「地味だけど効く枠」として見直す
攻撃系と生存系は派手なので注目を集めやすいけれど、補助系は地味に見えるぶん過小評価されがちだ。スタミナ管理や移動速度、採取関連のスキルは、直接ダメージに効くわけではないので「1枠分の火力」に換算しづらい。
ところが実戦では、この補助系が戦闘全体のリズムを支えている場合がある。たとえばスタミナ管理が楽になると、攻撃の仕掛けどきに余裕が生まれて、結果として手数が増える。移動速度が上がると、被弾からの立て直しが早くなって、生存系とほぼ同じ効果が出ることもある。
補助系は「直接効かないスキル」ではなく「他の役割を底上げするスキル」として捉え直すと、配分のバランスが一段落ち着いてくる。
このSTEPのまとめ -- 今日できる小さな一歩
- 3バスケットで仕分ける -- 今の装備のスキルを攻撃/生存/補助に分類できるか
- 失敗パターンと照合する -- 最近しんどかった狩りから、どのバスケットが足りないか言えるか
- 補助系を見直す -- 地味な補助系に1枠だけ余裕を作ってみる試しができるか
テンプレ装備の最適解と呼ばれる構成も、実のところ誰かの配分の結果にすぎない。自分の狩りの失敗から組み立てていく配分のほうが、長い目で見て馴染みやすい場面が多いはずだ。
ゲームの「うまくなり方」を体系化するNEXTGG編集チーム。ジャンル別プレイヤーと共に、検証と実プレイを重ねた上達メソッドを届けている。